マンガアワード2010

http://d.hatena.ne.jp/osamu-teduka/20101215に参加してみたい。

自分にマンガを語る資格があるのかわからない。小学生まで家にマンガなかったから世代である聖闘士星矢キン肉マンもすっ飛ばしているし、それからも週刊誌立ち読みメインで、本当にマンガを愛しているかと聞かれるとよく分からないな、と思う。
でもマンガアワードは毎年楽しみにしていて一度参加してみたいなと思っていた。今年もそれほどたくさんマンガを読んだわけではないですが、よろしくお願いします。

1位:新井秀樹『愛しのアイリーン
中学に通うようになって、毎日コンビニで週刊漫画誌を立ち読みしていた。4大少年誌に加えてスピリッツ、ヤンマガヤンジャン、ヤンサン…そういうのが大人っぽいと思っていた節がある。でもちゃんとマンガと向き合っていたとはとても言えなくて、単行本を買うようなこともなかった。そんな中、数話読んで読むのをやめたのがこの作品だった。その後、大学に入ってから『ワールド・イズ・マイン』とかで新井秀樹さんの面白さを知るようになって、今回復刻されたのを買ってみた。読み返してみると、そこには高尚と猥雑が入り混じったカーニヴァルがひしめいていて、いかにかつての自分がこの作品を読み解けていなかったかがよく分かる。でも、こうなるのにはやはり時間が必要だったのだ。そういう意味で感慨深い作品。

2位:西原理恵子西原理恵子人生画力対決
2010年、という点に重きを置くなら1位でもいいくらい。もともと西原理恵子は『まあじゃんほうろうき』でも業界裏話みたいのが魅力的だったけど、広大な漫画界をうまく一つにまとめている。これを角立てずに出来るってのは、西原理恵子が気築いてきたキャラクターの勝利だよなぁ。ロフトプラスワンでのライブ、映像のネット配信と他メディアとの結びつきも見事。

3位:福満しげゆき『生活 完全版』
恥ずかしながら、福満さんにはまったのが今年になる。2008年のマンガアワードで『うちの妻ってどうでしょう』が次点に上がっていたのが頭の片隅にあって、『僕の小規模な生活』から手にとってどっぷりとはまった。たぶん今年買ったマンガの1/3くらい福満さんのではないだろうか。ただ、元がエッセイ漫画から入ったので、『生活』にはそんなに期待していなかったんだけど、これ読んだら福満さんが漫画が上手さに感嘆した。

4位:あずまきよひこよつばと!
あえて2010年に選ぶ意味が見出せないけど、とにかく一番好きなマンガなので。最新刊は牧場や花火みたいに大きなイベントはないんだけど、それだからこそ「よつばが変わらず元気そうでよかったなー」って安心した。気持ち悪い?

5位:施川ユウキ『12月生まれの少年』
これはギャグ漫画なのかどうかもう分からない。『さなぎさん』を『もずくウォーキング』寄りにした感じかな。視点を切り売りするマンガ家、施川ユウキ、応援し続けたい。


〆切りギリギリだけど間に合うかな。トラックバックなるものをしてみたい、というのも参加動機のひとつだったりする。